いくつになっても快適な毎日を送るためには、やっぱり健康が一番大切!
運動はもちろん、食事や生活習慣など日頃からのちょっとしたコトを見直すだけで健康が維持できる知恵をお伝えしていきます。

高齢者の低栄養の予防[ヘルシーアドバイス]

低栄養を予防して元気にいきいき過ごしましょう。高齢になると、食事の量が減って栄養が偏ったり、食事の時間が不規則になったりします。毎日を元気に過ごすため、次のことに気をつけましょう。

01 食事はバランス良くとりましょう

1食分で栄養をとろうとするのではなく、1日単位で栄養バランスがとれるように考えましょう。また、食欲がないときは、好きなものを中心に食べるというふうに、臨機応変に考えましょう。

02 たんぱく質・エネルギーを積極的にとりましょう

ご飯を中心に、パンや麺類などの主食や、肉や魚のおかずを欠かさずとりましょう。また、乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズ)などを間食でとる工夫をしましよう。

03 生活リズムを整えて体を動かしましょう

食事の時間、起床、就寝の時間を決めることが大事です。メリハリのきいた生活は、胃腸の機能を整え、食欲増進につながり、低栄養・老化予防に役立ちます。

04 水分を補給しましょう

年をとるにつれ、身体の水分量が減少します。また、喉の渇きを感じにくくなることから、脱水症状を起こしやすくなります。水分を補給しないと、意欲の低下を引き起こしたり、脳梗塞や心筋梗塞の引き金になるなど危険な状態をまねきます。1日当たり1~1.5リットルを目安に水分をこまめに補給しましょう。

花粉症対策 [ヘルシーアドバイス]

今や5人に1人がかかっているといわれ、国民病となった花粉症。つらい症状を食生活で完全に防ぐことは難しいのですが、花粉の飛んでいる時期だけでなく、1年を通じた食生活の改善で、症状を軽減させることはできます。アレルギー症状を防ぎ、免疫機能を調える花粉症対策のポイントをご紹介します。

花粉症の症状を軽くするポイント

01 免疫機能を調える

ビタミンB6→レバー・青魚・まぐろ・かつお
ビタミンB6には、免疫機能を正常に維持する働きがあり、不足するとアレルギー症状が出やすくなります。しいたけやしめじ、えのき茸などのキノコ類にも含まれます。

02 アレルギー症状を抑える

ビタミンC→菜の花・ほうれん草・さつま芋などの野菜
いちご・みかんなどの果物炎症やかゆみに大きく関係している活性酸素。活性酸素の害を防ぐには、抗酸化作用のあるビタミンCが不可欠です。旬の野菜や果物は栄養価も高く、効果が期待できます。

03 皮膚や粘膜を保護し、免疫力を高める

βカロテン→人参・ほうれん草・かぼちゃ・ピーマンなどの緑黄色野菜
ビタミンCやβカロテンは、青魚などに多く含まれるEPA・DHAが体内で酸化されるのを防ぐ作用があります。

04 花粉症の症状をやわらげる機能性成分をとりいれる

乳酸菌→ヨーグルト、チーズ、乳酸菌飲料
免疫力を高めます。乳酸菌の一種であるビフィズス菌は、アレルギー症状の緩和に不可欠なビタミンB群(ビタミンB6を含む)を合成する働きがあります。カテキン→日本茶、紅茶、ウーロン茶緑茶などに含まれているカテキンには、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンが過剰になると、それを調整する作用があるといわれています。また、カテキンや甜茶の成分に含まれているポリフェノールには、強い殺菌・消炎作用があります。ただし、紅茶やウーロン茶は発酵過程で半減してしまいます。

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